こんにちは、登山歴1年のカエルハイカーです。夫婦でくだらない話をしながら山を歩くのが好きです。
2020年8月中旬、富山県にある立山(たてやま 3,015m)に登りました。登山を始めて9か月、憧れの北アルプスデビューを果たしました!
「北アルプス」といえば、3,000m級の山々がそびえる、日本で最も険しい山岳エリアとして知られています。
「そんな場所に登山初心者が行って大丈夫かな?」
「もっと経験を積んでからじゃないと無理でしょ?」
と思っている方も多いのではないでしょうか?私も最初はそう思っていました。
でも実は、雪がない夏の間なら初心者でも登れる山があるんです!そのひとつが立山。
立山が初心者におすすめの理由は下記の2つ。
景色が最高すぎて間違いなく登山にハマる
実際に登った感想は「最高すぎる!」の一言に尽きます。
「天空の楽園」「別天地」「天国」そんな言葉を連想させる絵画のような世界が広がっていました!
今回は大阪からの遠征登山なので、立山駅で前夜泊(車中泊)するプランで行ってきました。
※ここに記載の情報は2020年8月現在の情報になります。
【立山】簡単紹介・おすすめポイント
立山とは
立山は富山県にある、北アルプス立山連峰の主峰。
雄山(3,003m)、大汝山(3,015m)、富士ノ折立(2,999m)の3つの山を合わせて立山と呼びます。
富士山と並び日本三霊山に数えられる山岳信仰の山で、雄山山頂に神社があります。
登山口がある標高2,424mの室堂まで、立山黒部アルペンルート(立山ケーブルと高原バス)を利用できるため、初心者からファミリーまで毎年たくさんの登山客が訪れる大人気の山岳エリアなんです。
7つのおすすめポイント
- 絵画のような絶景が楽しめる、アルプス初心者におすすめの3,000m峰
- 標高2,424mの室堂まで立山黒部アルペンルート(立山ケーブルと高原バス)で行ける
- 体力に合わせてルートを選べる
- 日帰り登山ができる
- 雷鳥やオコジョなど高地で暮らす動物に出会えるかも
- 登山道から現存する氷河”御前沢雪渓”が見られる
- 日本百名山、富山県最高峰
【立山】アクセス・駐車場・トイレ
アクセス
大阪・名古屋方面から行く場合、まずは立山登山の起点となる「立山駅」までマイカーか公共交通機関で移動。
立山駅から先はマイカー規制のため、立山ケーブルと高原バスを乗り継いで登山口のある「室堂(むろどう)」へ向かいます。
<車>
北陸自動車道「立山IC」から約30分
(大阪から約5時間、名古屋から約4時間)
<公共交通機関>
JR富山駅から富山地方鉄道で約60分
立山駅→美女平
(立山ケーブルで約7分)
美女平→室堂
(高原バスで約50分)
チケット料金(往復):大人 7,380円、小学生 3,690円
※2023年7月現在の料金です。
駐車場
立山駅の無料駐車場が利用できます。全部で6か所あり、合計900台ほど止まる大きな駐車場です。とはいえ登山シーズンになると朝から満車になることも!
それが怖くて私たちは立山駅で前日の夜から車中泊しました。車中泊がしんどければ、立山駅周辺の宿泊施設に泊まるのがおすすめ。
料金:無料
収容台数:約900台
営業時間:24時間
トイレ:あり(24時間/水洗トイレ)
トイレ
立山登山で気になるトイレの場所をご紹介。各乗り継ぎ駅にはもちろん、登山道にもあって安心です。
①立山駅(駐車場にも駅にもあり)
②美女平(ケーブル降車駅)
③室堂(登山口)
④一ノ越山荘(登山道の途中)
立山駅駐車場のトイレは24時間利用できるので車中泊の時も便利ですよ。
【立山】登山ルートと歩行時間
今回のルート
今回は立山の主峰雄山(おやま、3,003m)と最高峰の大汝山(おおなんじやま、3,015m)の2つの山を縦走しピストンで戻ってくるルート。
地図の黒い線が今回のルートです。(地図クリックで拡大)
室堂ターミナル ▶︎ 一ノ越山荘 ▶︎ 雄山 ▶︎ 大汝山 ▶︎ 雄山 ▶︎ 一ノ越山荘 ▶︎ 室堂ターミナル
山頂に神社がある雄山のみに登る方が多いですが、立山の最高峰は大汝山です!雄山から大汝山まで20分ほどなので、ちょっと頑張って2山制覇することにしました。
大汝山のさらに先にある富士ノ折立にも登ると立山三山(雄山、大汝山、富士ノ折立)制覇ですが、時間配分に不安があったので今回は断念。(室堂最終のバスに間に合わない可能性があった…)
歩行時間
総歩行時間:約4時間40分
ランチタイムや休憩時間も入れると合計7時間ほどかかりました。2時間以上も休憩してる(笑)どこを見ても絶景でなので立ち止まって写真を撮る時間が多かったと思います。
歩行距離にすると約6.5kmと、それほど長くはありません。ですが、そこは3,000mの高地。低山での6.5kmとは違ってしんどいです。
特に後半にやってくる急な傾斜の岩場で体力を消耗。酸素が薄いのですぐに息が上がり、高山病のリスクもあるのでゆっくり登ることになり想像以上に時間がかかりました。
【立山】登山
立山駅で車中泊
大阪から車を走らせること約5時間、立山駅に到着したのは19時頃。辺りはすでに真っ暗になっていました。夏とはいえ山奥は暗くなるのが早いですね。
立山IC〜立山駅へ向かう途中「ゆ~ランド吉峰温泉」に立ち寄りました。一人650円とリーズナブルでおすすめです。
マイカーで行けるのはここ立山駅まで。この先はマイカー規制で一般車両は通行禁止。今日はここで車中泊して、明日の朝に立山ケーブルと高原バスを乗り継いで登山口がある室堂へ向かいます。
車中泊の寝床を整え、トイレと明日のチケット販売開始時間の確認をしに立山駅へ行ってみると、綺麗にライトアップされていたのでマスク姿で記念撮影。
翌朝5時30分からチケット販売開始と窓口に書いてあったので早朝から行列ができるはず。早起きしないと!
立山駅には無料駐車場が6か所あり、全部で900台ほど停められます。
トイレにも立山駅にも近いメインの駐車場(280台)はすでに満車で、比較的空いていた川沿いの駐車場(100台)に停めました。立山駅まで徒歩2〜3分でした。
こんな感じですぐ横に川が流れています。川の音はさほど気になりませんでしたが、夜中ひっきりなしに入ってくる車の音とライトが気になってほぼ仮眠状態でした。
これは早朝の写真ですが、夜着いた時は半分も止まっていなかったのに、朝起きたら満車でした。夏山シーズン恐るべし!
車中泊がしんどい方は、立山駅周辺の宿泊施設に泊まるものありだと思います。早朝の出発時間に合わせて朝食を用意してくれたり、立山で食べるお弁当を持たせてくれるお宿もあるみたいですよ。
立山駅に一番近いお宿→立山黒部アルペンルート 千寿荘
立山駅から徒歩3分のお宿→グリーンビュー立山
立山駅〜室堂
AM5:50、立山駅のきっぷ売場にはすでに長蛇の行列が!ここで立山駅〜室堂間の往復チケットを購入します。
立山駅から先はマイカー規制で一般車両は通行できないため、立山ケーブルと高原バスを乗り継いで登山口の室堂までいきます。
立山駅→美女平
(立山ケーブルで約7分)
美女平→室堂
(高原バスで約50分)
チケット料金(往復):大人 7,380円、小学生 3,690円
※2023年7月現在の料金です。
早朝の立山駅は登山客で大賑わい。
私たちと同じ立山登山のハイカー、一般登山道では日本最難関ルートの剱岳を目指すクライマー、室堂のハイキングを楽しむ人たち….目的は違ってもみんなここからスタート。
6:30発のチケットが取れたので、それまで40分ほど時間を潰しました。といっても特に行くところもないので、ストレッチをしたり朝ごはんを食べたりして待っていました。
さあいよいよ出発です!
まずは立山ケーブルで美女平へ!乗車時間は約7分とあっという間に到着。美女平で高原バスに乗り換えます。
観光バスのような大きなバスでゆったりして乗り心地が良かったです。全員ちゃんと座れるように人数調整してくれていました。
立山黒部アルペンルートの美しい風景を楽しみながら、室堂まで約50分のバスの旅のはじまりです。
バスで室堂へ向かう間も、見所がたくさんあって退屈することはありません。
こちらは落差日本一の称名滝(しょうみょうだき)です。車窓越しでうまく撮れませんでしたが、滝の前に来るとバスが少しだけ停車してくれました。
向こうに見える山が確か、薬師岳(2,926m)だったような。バスの中でDVDが流れていて説明してくれます。
バスはどんどん高度を上げていきます。森林限界を超え高い木がなくなり、高山の景色に変わってきました。
弥陀ヶ原(みだがはら)から天狗平(てんぐだいら)のあたり。木道が敷かれていて、この辺りもハイキングできます。室堂と比べると人が少なくて穴場かも。
50分もあっという間、室堂ターミナルに到着です!
バスの中で睡眠不足を取り戻す予定でしたが、車窓からの景色が美しすぎて寝てる場合じゃなかった。さすがアルペンルート!
室堂ターミナルを出ると、目の前に広がる大パノラマに圧倒されます!この日は雲がかかっていましたが、それでも立山連邦の雄姿がしっかりと確認できます。
一番左端に少しだけ見えているのがアルピニスト憧れの山、剱岳(つるぎだけ、2,999m)です。一般登山道としては国内最難関と言われている上級者向けの山です。いつかは挑戦してみたいような、したくないような….。
室堂散策・高度順応
室堂に到着したら早速登山開始!といきたいところですが、いきなり登り始めるのはNG!
標高が2,500mを超える高地では、酸素が薄く高山病のリスクがあります!標高475mの立山駅から2,450mの室堂まで短時間で一気に高度を上げたので、体がまだ高所に順応できていない状態です。
着いてすぐに登り始めず、室堂で1時間ほど滞在し高度順応の時間をとります。これをしないと高山病でせっかくの登山が辛い思い出になってしまうかもしれません…。
「えー、1時間も?」と思っている方、心配いりません。室堂はどこを歩いても景色が美しく、散策していたら1時間なんてあっという間。私は逆に1時間じゃ足りなくて、行きたいとことろに全部行けなかったです。
室堂の景色は本当に素晴らしく、登山をしなくても室堂のハイキングだけを目的に来られる方もたくさんいます。
室堂ターミナルの外に出たらすぐに案内図があるので、まずは室堂平の全容を確認。
ここは記念撮影スポット!これから登る立山をバックに最高の1枚を!
日本名水百選に選ばれている、日本一高所の湧水「玉殿の湧水」。立山の地下から湧き出ているミネラル豊富な美味しいお水が汲み放題です!水筒持ってきてよかった!
玉殿の湧水前。右へ行くと立山、左へ行くと雷鳥沢や剱岳方面です。今回は日帰りなので難しいけど、今度来るときは雷鳥沢まで行ってテント泊をする!という目標ができました。
みくりが池の方へ歩いていきます。
この後登る雄山、大汝山が目の前に見えています。山頂に着く頃にはあの分厚い雲がなくなってくれると良いのですが。
別山(べっさん)、剱岳方面です。
みくりが池の前までやってきました。室堂ターミナルから10分ぐらいでした。
みくりが池は噴火によってできた火山湖で室堂の超人気スポット。こんなに綺麗な色の池見たことないです。神秘的ですね。
左のほうに見える建物がみくりが池温泉。地獄谷を源泉とする天然温泉で、日本一高いところにある温泉です。宿泊者だけでなく散策中にも気軽に楽しめるみたいですよ。
みくりが池から向こうも石畳の遊歩道が続いていて、雷鳥沢のほうまで散策できるようになっています。時間がないのでここで引き返しましたが、今度来たときはこの先の景色も見てみたいと思います。
室堂ターミナル近くまで戻ってきました。そろそろ1時間経つので高度順応もバッチリなはず。まだまだ見たいところはたくさんありましたが、今日の目的は登山!雄山・大汝山目指していよいよ登山開始です!
登山スタート
最初は平坦な石畳の道を歩いていきます。まずは中間地点の一ノ越山荘を目指します。目線の先に見えているのですが近そうでめちゃくちゃ遠い!登山あるあるです。
左上に雄山の山頂が見えています。右の窪んだところが一ノ越山荘。これが遠いんですよー。
左手にはこの絶景!去年降った雪がまだ残っていました。
右手にも!
石畳の道って整備されていて一見歩きやすそうだけど地味にしんどい。しかも地面が硬くて膝を痛めやすいです。(下山時にしっかり膝を痛めました)
初めて見る雪渓に感動!8月なのに雪が残っているなんてすごいですよね。
雪渓の間を抜けていきます。さすがに登山道のところは雪がありませんでした。
振り返るとこの景色!写真の真ん中のカラフルなテントがたくさんある場所が雷鳥沢キャンプ場です。今度はテント泊したい!
一ノ越山荘が見えてきました!もう少し!
振り返るたびに絶景!
中間地点の一ノ越山荘(標高2,700m)に到着!室堂ターミナルから約1時間ですが、ものすごく疲れました。
ここが最後のトイレになります。エネルギー補給してちょと休憩。
一ノ越山荘から槍・穂高連峰が見えました!槍ヶ岳、穂高岳、ジャンダルムもあそこにあります。かっこいい!槍ヶ岳は鋭く尖っているので見つけやすいです。来年、いや再来年?いつかチャレンジしたい山です。
一ノ越山荘を後にして、雄山を目指します。
ちなみに山荘を挟んで目の前に見える右手の山が浄土山、左手のひときわ険しい岩山が龍王岳です。
龍王岳は「PEAKHUNT 東野登山隊」というネット配信の番組で芸人の東野幸治さんと天津木村さん、椎葉ディレクターの3人が登っていて、それを見て本格的に登山を始めたくなったのを思い出します。
さっきまでの石畳の道とはガラッと雰囲気が変わり、急なガレ場の登山道です。
浮石や落石に注意して慎重に登っていきます。
振り返ると室堂から雷鳥沢まで一望!歩いてきた道が見えています。ラクダのこぶのような2つの山は大日連山(大日岳と奥大日岳)です。
足元に目を向けると、かわいいお花を発見!イワギキョウかな。こんな岩場に一輪でひっそりと咲いている姿が儚くて美しいです。
ゴツゴツした岩が多くて歩きにくいうえ、ものすごい強風で油断したら吹き飛ばされそうになります。
高度が上がるにつれ酸素が薄くなり息切れも激しく・・・。何度も立ち止まりながら自分のペースでゆっくり登っていきます。
傾斜が急です。高所恐怖症の方は下を見ないように!
立ち止まって顔を上げるとちょうど真ん中に富士山、その右に南アルプス、左に八ヶ岳(やつがたけ)という大パノラマが広がっていました。
途中少し平坦になる場所があるので休憩ポイントです。もう目の前には山頂が見えています。が、これがなかなか遠い!
展望も大パノラマになり、左のほうにバスで登ってきた道まで見えています。
天空の城ラピュタの世界のようです。
北アルプスらしい高山の風景を楽しみながら、頂上はもうすぐそこ!
雄山山頂到着!と思いきやここはまだ3,003mの頂上ではないようです。(一等三角点があるのに・・・)
本当の頂上(3,003m)は鳥居をくぐってあの崖の上!雄山神社のあるところでした。
本当の雄山頂上に到着!ちゃんと標高3,003mと書いてあります!一ノ越山荘から雄山山頂まで1時間8分のコースタイムでした。ここで祈祷を受けることもできるそうです。
山頂からは、2012年に現存する日本初の氷河として認定された「御前沢(ごぜんさわ)雪渓」が見られます!日本で氷河が見られるなんてすごいですよね!お隣の剱岳の雪渓も氷河に認定されているそうですよ。
雄山神社の社務所前はかなり密状態だったので、ここでのお昼は諦め大汝山へ向かうことにしました。
雄山神社の脇に大汝山方面への縦走路があります。
雄山より先は登山道が少し険しくなるので注意!慎重にガレ場を下っていきます。
振り返ると雄山山頂の神社が見えています。あんな崖の上に神社を作るとは昔の人はすごいですね!
雄山で引き返す登山者が多いため、大汝山方面への道は人が少なくて気持ちの良い稜線歩きが楽しめます。
景色もダイナミックです。景色に見とれて滑落しないよう気をつけて!
大きな岩が多いので慎重に。マーキングがあるほうへと進みます。
この岩場を登りきれば、立山最高峰3,015mの大汝山山頂です。狭い岩場で大きな荷物は危険なのでザックは下に置いて登りました。
ザ・岩場!って感じでちょっと怖いです。頂上は狭くて長居できそうにないので記念撮影だけしてすぐに撤退。
「春を背負って」という映画の舞台にもなった大汝小屋。カラフルでかわいい♪現在宿泊者の受け入れはしておらず休憩のみの利用となっています。
後立山連峰と黒部ダム、御前沢氷河が見渡せる絶景スポット!こんなに素晴らしい景色を見られるなんて思ってもいなかったので感動です。大汝山まで来て本当に良かった。
綺麗な景色を楽しみながらお昼ご飯を食べて下山しました。
下山は来た道を戻るだけなので省略します。
【立山】高山病対策
今回一番心配していたのが高山病。
実は1か月前に木曽駒ヶ岳(2,956m)に登った時、軽い高山病になりしんどい思いをしました。主な症状は頭痛と吐き気。吐き気は下山したら治りましたが、頭痛は翌日まで続いて辛かったです。
今回は3,000mを超えるのでかなり不安で、できる限りの高山病対策をして登りました。その結果、高山病になることはありませんでした!
今回した対策は下記の3つ!
①室堂で1時間ほど高度順応
②歩幅は小さく腹式呼吸でゆっくり登る
③前日はしっかり睡眠をとる
① 室堂で1時間ほど高度順応
高度順応はすごく大事です!
標高475mの立山駅から標高2,450mの室堂まで標高差約2,000mをたった50分で一気に登ってきたので、体はまだ高所に慣れていなくてびっくりしている状態です。
着いたらすぐに登り始めず、体を高地に慣らすため1時間ほど室堂を散策しました。
早く登りたい気持ちもわかりますが、体調が悪くなってしまってはせっかくの登山が台無しです。
室堂は景色が美しく見どころがたくさんあるので1時間なんてあっという間で、逆に足りないくらいでした。
②歩幅は小さく腹式呼吸でゆっくり登る
呼吸が乱れないぐらいのペースで歩くことが大切だそうです!
ちょっと歩いてちょっと止まるの繰り返しよりは、ゆっくり同じペースで30分ぐらい歩き続けるほうが高山病対策になるようです。
歩幅が大きくなると息が上がりやすいので、段差を上る時もできるだけ足を大きく上げずに登れる場所を歩くことがポイント。(なかなか難しいですが)
呼吸は吸うよりも吐くことを意識した腹式呼吸を心がけました。ろうそくの火を消す時のように口を尖らせて細く吐くイメージ。周りにはずっと口笛を吹いている人に見えたかも・・・ってそれ、吉本新喜劇の・・・(笑)
正直半信半疑でしたが、何もしないよりはマシと思い気をつけて登ったら3,000mを超えたあたりで少し頭痛がするような気がしましたが、それ以外は高山病の症状はほとんど出ませんでした。小さいことでも少し気をつけるだけで効果があるんですね。
②前日はしっかり睡眠をとる
睡眠不足だと高山病になりやすいです。
今回は前日早めに寝るようにしたのですが、車中泊だったので予想通りほとんど眠れませんでした。
立山駅の駐車場は夜中でもどんどん車が入ってきて、ライトの明かりとエンジン音でどうしても起きてしまいます。その結果、ほぼ仮眠状態で朝を迎えることに。
しっかり睡眠をとるという意味では、車中泊より立山駅周辺の宿泊施設に泊まる方が安心ですね。
まとめ
初めての北アルプス登山、立山は私の登山史上最高の山となりました!これ以上の景色に今後出会えるのだろうか・・・。
夏の立山も素晴らしいですが、秋の紅葉の時期にもまた訪れてみたいです。そして今度来る時は雷鳥沢でテント泊する!という目標ができました。
立山は登山だけでなく、ハイキング、温泉、紅葉、黒部ダム、雪の大谷などたくさん楽しみ方があるので、何度も訪れたくなりますね。