こんにちは、カエルハイカーです。夫婦で登山やキャンプを楽しんでいます。
登山好きなら一度は登ってみたい「金剛山(こんごうざん)」。日本でも有数の「登山者が多い山」です。
大阪の山というイメージが強い「金剛山」ですが、実は山頂は奈良県にあるんですよ。大阪府と奈良県にまたがる金剛山地の主峰で、標高は1,125m。初心者コースから上級者コースまで48ものルートがあるというから驚きですね。
回数登山の山としても有名で、なんと1万回以上の登頂記録を持つ方もいるのだとか!とにかくリピーターが多い山です。
今回ご紹介する「千早本道」ルートは、毎日たくさんの方が登る一番人気のルート。登山道が階段状に整備されているので危険箇所もなく、登山初心者や子供連れの方でも安心して登れますよ。
山頂には売店があり、蕎麦やうどん、ソフトクリームから生ビールまでいろいろ売っているので、食料に困ることはありません。モンベルのグッズや登山バッジも買えます。山頂に楽しみがある山って最高ですよね♪
金剛山 千早本道ルート/駐車場・アクセス・トイレ
駐車場
金剛山は「金剛山ロープウェイ」や「ちはや園地」「金剛山キャンプ場」など、登山以外にも楽しめる場所があり観光地化されています。そのため駐車場も充実しているんです!
「千早本道ルート」の登山口周辺にも民間駐車場がたくさんあるので、心配はいりません。とはいえ土日は混雑するので、朝早く到着するほうが無難。早起きが苦手な方は、あえて少し遅めに行って下山の人が帰るところを狙うのもアリですよ。
料金は、どの駐車場も500円~600円ほどです。
私たちが停めた写真の駐車場は、グーグルマップで「金剛山 一休茶屋」と検索してください。向かいにも隣にも、周辺にはたくさん駐車場があります。
<人気の駐車場>
「一休茶屋」
「金剛山登山口千早駐車場」
「豊田駐車場」
「まつまさ金剛山麓駐車場」
などなど
アクセス
<車でのアクセス>
阪和自動車道「美原IC」から約40分
ナビは「金剛山麓 まつまさ」「千早の風」「一休茶屋」などでセットすると早いですよ。
<公共交通機関でのアクセス>
近鉄「富田林駅」から「金剛バス」で約34分 (金剛登山口 下車)
南海「河内長野駅」から「南海バス」で約26分 (金剛登山口 下車)
トイレ
駐車場付近にはいくつかトイレがあります。私たちが停めた駐車場の目の前がトイレでした。
トイレのすぐ横が、楠木正成のお城「千早城跡」への入り口になっています。千早城跡を経由して「千早本道」ルートに合流する場合、ここから登っていきます。
トイレは駐車場周辺だけでなく、「千早本道」ルートの五合目と山頂にもあるので安心ですね。
金剛山 千早本道ルート/歩行時間
「千早本道」ルートは金剛山の全ルートの中でも、最も短時間で登れるコースなんです。
登り:約1時間30分
下り:約1時間
山頂で1時間休憩するとしても、スタートから下山まで所要約3時間30分ほど。午前中にさくっと登って午後からゆっくりするもよし、山頂でのランチタイムに合わせて登るもよし、計画が立てやすいのもメリットですね。
金剛山 千早本道ルート/登山道の雰囲気
「千早本道」ルートはひたすら階段を上っていくルートです。歩き慣れてない方にとっては結構しんどいと思いますが、足腰が鍛えれられること間違いなしですよ。しっかり整備されているので迷うことはありません。基本は樹林帯の中を歩くので景色は山頂までお預けと思ってください。
「●合目」の標識があるのでわかりやすいですね。「五合目」まできたらようやく半分。五合目にはトイレもあります。
ウルトラマンとバルタン星人も励ましてくれますよ。階段ばかりで 辛いなと思ったら、周りを見渡してみてください。ちょとした楽しみが隠れているかもしれません。
例えば、こんな木の根っこの陰に「七福神」が隠れていたり!
「九合目」には分かれ道があり究極の選択を迫られます。「楽な道」と「近道」さあどっちに行く?
山頂付近まで来ると、200回以上登頂している強者たちの名前がずらり。回数登山の山ならではの風景ですね。1万回以上の記録保持者もいるというから驚きです!
金剛山の山頂には売店もトイレもある!
山頂の記念撮影スポット。見晴らしが良く、大阪の街並みが一望できます。ここにはライブカメラが設置されていて、1時間ごとにシャッターが切られホームページ上に写真がアップされる仕組みになっています。撮影時間が近づくと大勢の方が集まってきてポーズをとるという、金剛山の名物にもなっているんです。
5月の平日の山頂広場の様子です。ベンチやテーブルもあるので、ゆっくりランチタイムを過ごすことができます。
こちらは2月の土日に撮影した山頂広場。平日と違って混雑しています。土日はベンチやテーブルは埋まっていることが多いので、レジャーシートを持参するといいかも。
山頂付近には売店もあります。うどん・そば・おでん・豚まん・おにぎり・ソフトクリーム・ビールなどいろいろ売っています。おすすめは「アイスコーヒーフロート」。金剛山の水で作ったコーヒーにプレミアムアイスクリームが乗った、ここでしか味わえない一品で大人気だとか。モンベルコーナーには、金剛山の限定アイテムもあるので必見ですよ!
最高地点の葛木神社も見どころ!
山頂広場から歩いて10分ほどのところにある、「葛木神社(かつらぎじんじゃ」へもぜひ足を伸ばしてみてください。神社までの参道には朱色の灯篭が立ち並び、神聖な雰囲気が漂っています。山頂広場付近は人が多く賑やかですが、こちらは静かで歩いているだけで非日常感を味わえますよ。
参道の途中に驚くほどの大木が現れ、思わず立ち止まってしまいました。
見ると「夫婦杉」という名前が付いています。2本の木が根本でしっかりと繋がっていて、まるで夫婦のよう。苔が生えるほど長い年月を一緒に歩んできたと思うと、なんだか温かい気持ちになりました。
石碑には夫婦で一緒に読みたい心温まる言葉が!
20代は愛で
30代は努力で
40代は我慢で
50代は諦めで
60代は信頼で
70代は感謝で
80代は一心同体で
そしてそれからは空気のようなふれ愛
カップルや夫婦でくると、絆がより深まりそうですね。
実は金剛山の本当の最高地点(1,125m)は、ここ「葛木神社」の裏側にあるんです!神聖な領域のため今は立ち入ることができませんが、昔の人はここを目指して登ってきたんでしょうね。葛木神社には「一言主神(ひとことぬしのおおかみ)」という神様が祀られていて、1つだけ願いを叶えてくれると言われているんですよ。ぜひお参りしてきてくださいね。
登山者が多い山だからこその魅力
おいしい情報が得られるかも!?
毎日登る方も多い山なので、登山道ですれ違う時に嬉しい情報を教えてもらえることがあります。この日も、登山道で休憩している時に、通りすがりの登山者の方が珍しい植物「ユウレイダケ」がある場所を教えてくれました。「山頂まであと10分ぐらいだから頑張って」と声をかけてくださる方もいたり、そういった山でのコミュニケーションも楽しみのひとつですよね。
女性の単独登山でも安心
友達や家族と予定が合わない時は、一人で山に登ろうかな?と思うのですが、女性の単独登山はちょっと怖いなと感じるところもあって、なかなか踏み切れません。特に人が少ない山だとなおさら。金剛山は平日でもたくさんの方が登られていて、ここなら一人でも安心して登れると感じました。女性の単独登山では登山者が多い山を選ぶのがポイントですね。
まとめ
初めての金剛山登山なら「千早本道」ルートがおすすめです。登山道がしっかりと整備され歩きやすく、初心者や子供連れの方でも安心して登れますよ。短時間で登れるコースなので、気軽にチャレンジしてみてくださいね。