こんにちは、カエルハイカーです。夫婦で登山やキャンプを楽しんでいます。
ここ最近夫婦でキャンプする方が増えましたよね。そんな私たちも夫婦キャンパー2年目。
今日は私たちが愛用しているノルディスクのレイサ4というテントをご紹介します。
キャンプを始めてしばらくは別のテントを使っていましたが、前室が狭くリビングとして機能しないのが不便で買い換えを検討。
当時タープを持っていなかったこともあり、急な雨の時にテント内で過ごせる2ルーム型のテントを探していたところ、レイサ4に出会いました。
リビングと寝室が分かれた2ルームテントがいい
テント設営に時間をかけたくない
ノルディスク レイサ4の基本情報
ノルディスクはシロクマのロゴマークがオシャレな北欧デンマークのブランド。コットン素材のワンポールテントが有名ですが、実はレイサシリーズも隠れた人気商品なんです。
レイサはトンネル型の2ルームテントで、2つのサイズ展開があります。
【レイサ4】4人用 (ゆったり過ごすなら2~3人が理想)
【レイサ6】6人用 (ゆったり過ごすなら4人までが理想)
私たちが使っているレイサ4は夫婦2人でゆったり過ごせるちょうどいいサイズ感です。大型テントだとサイトの広さによってはタープが張れない場合もありますが、レイサ4なら大抵のサイトはテントとタープ両方張ることができます。
レイサ4のサイズ感
レイサ4は大人4人用として使えるテントです。
インナーテントが2つ取り付けられる仕様になっていて、大きいほうの寝室に大人3人、小さいほうの寝室に大人1人が寝られます。
夫婦キャンプだと小さいほうの寝室を使うことはあまりなさそうだけど・・・。あ、喧嘩した時はテント内別居が可能ですね(笑)
大きいほのうの寝室です。左にコットを置いていますがまだ余裕があります。大人2人なら荷物を置いてもゆったりしています。
残りのスペースはリビングとして使用。テーブル、チェア、ストーブにクーラーボックスやコンテナも置けるぐらいの広さ。
夫婦2人だとこれぐらいがちょうどいいです。もちろんもっと広ければその分ゆったり過ごせて快適だと思いますが、広すぎると室内が温まりにくいし、このこじんまりした感じが好きだったりもします(笑)
レイサ4の色展開
レイサ4は2つのカラー展開があります。
・ベージュ
・ダスティーグリーン
※ノルディスク公式オンライストアより画像をお借りしました。
私たちはベージュを選びましたが、どちらも自然に溶け込むアースカラーでとても素敵なお色です。ベージュは国内限定色だそうです。ダスティーグリーンはあまり見かけない色なので人とかぶりたくない方におすすめ。
レイサ4の素材
レイサ4の生地は耐水性に優れたポリエステルでできています。
ポリエステルのメリットは軽くて乾きやすいこと、デメリットは火に弱いこと。
ポリエステルって薄っぺらいイメージがあったのですが、レイサ4の生地は厚みがありしっかりしているので簡単には破れなさそうです。
ノルディスク レイサ4のおすすめポイント
①設営が簡単(設営方法)
2ルームテントって組み立てが大変そうというイメージがありませんか?私たちもそう思っていましたが、レイサ4の設営はびっくりするほど簡単です!
なんと、使うポールがたったの3本なんです。3本のポールをスリーブに通してテントを起こすだけでほぼ形になります。女性一人でも難なく組み立てられます。
インナーテントは吊り下げ型なので、本体さえ設営してしまえばもう完成したも同然。慣れたら15分ぐらいで完成します。
【STEP1】テント本体を袋から出して広げる
難しいことは考えず、こんな感じで適当に広げるだけでOK!
【STEP2】3本のポールをテントに通す
ゴールドのポールが2本、シルバーのポールが1本、合計3本のポールを通します。
テントのスリーブにポールと同じ色の目印が付いていて、どこにどの色のポールを通すかが一目瞭然。
3本通し終わったらこんな感じです。
【STEP3】テントの後ろ側の両端をペグで固定
【STEP4】テントを起こす
ポール部分を持ってジャバラを広げるようにテントをヒョイっと起こせばほぼ完成型になります。残りのペグを打ちます。
最初の数回はテントを起こしてからの形が綺麗に決まらず、何度もペグを打ち直して微調整していたら1時間ぐらいかかることもありました(笑)
【STEP5】風の強い日はガイドローブを張る
風の強い日など状況に応じてガイローブ(張り綱)を張ります。
【STEP6】インナーテントを取り付ける
ちなみに、インナーテントはフックを引っ掛けるだけで取り付けできます。
②使い方のバリエーションが豊富
使い方のパターンがたくさんあるのもレイサ4の便利なところ。
【パターン①】リビングと寝室の2ルームスタイル
リビング半分、寝室半分の定番スタイル。夫婦2人キャンプだといつもこの形で使っています。
【パターン②】両サイドとも寝室スタイル
インナーテントを2つ取り付けて両サイドとも寝室にするパターン。友人を招いてキャンプした時、この形で使用しました。
右側のインナーテントは1人用で、コット1台がギリギリ入るぐらいの大きさ。寝るだけって感じですね。
ソロキャンプの時は右側のインナーテントだけ取り付けて、残りのスペースは広々リビングにするのもありかも。
【パターン③】パネルを跳ね上げてタープに
リビング側のパネルを跳ね上げてタープにすることもできます。ちなみに両サイド出入り口のパネルも跳ね上げることができます。
跳ね上げ用のポールも付属していますが、少し背が低いので私たちはFUTURE FOX (フューチャーフォックス)のポールを使っています。(写真の黒いポールです)
パイプの接続数で「1.2m」「1.8m」「2.4m」と3段階の調節ができるとても便利なポールです。ワインレッドとマッドブラックの2色展開です。
【パターン④】シェルターとして利用
インナーテントをすべて外してシェルターとして使用することも可能。デイキャンプでタープ代わりに使ったり、夏はこの中に直接コットを置いて寝ても涼しくて良さそう。
③収納スペースが多い
レイサ4は収納ポケットがたくさんあって、これがけっこう便利なんです。
まず大きいほうのインナーテントに4つのポケットが付いています。メッシュになっているので中に何が入っているか一目でわかります。
手袋やタオル、サコッシュ、カメラのレンズキャップ、懐中電灯などすぐに取り出したい物を入れて使っています。
小さいほうのインナーテントにも3つのポケットが付いています。
なんと天井にもポケットが!3回目のキャンプまで気がつきませんでした(笑)反対側にも同じものがあります。何入れよう・・・。シュラフやマットの収納袋とか?
キャンプの時って細々したものが多くて置き場所に困りがちですが、収納ポケットを活用すればテント内がすっきりするし、大切なものを失くすこともありませんね。
私はカメラのレンズキャップをよくなくすのですが、この収納ポケットに入れるようになってからなくなることが減りました。
④ロールアップ式の窓がおしゃれ
他のテントではあまり見かけない、大きな窓が付いているのもレイサ4の特徴。
くるくるっとロールアップしてフックで止められるようになっています。反対側にも付いています。
室内にいながら外の景色を楽しむことができるので、寒い時期や雨の日にも便利ですね。
⑤軽くて持ち運びが楽
レイサ4の重さは約10kgで他の2ルームテントに比べるととても軽いです!
理由1 素材がポリエステルだから
ノルディスクはコットンのテントが有名ですが、レイサ4は耐水性に優れたポリエステルでできています。
コットンテントは重くて濡れたら乾きにくいのが難点ですが、ポリエステルは軽くて雨に濡れてもすぐに乾くのが良いです。
理由2 ポールが軽量のアルミニウム製だから
レイサ4はキャノピー用ポールのみスチール製ですが、メインポールは3本ともアルミニウム製でとても軽いです。
ノルディスク レイサ4のデメリット
①スカートがないので隙間風が寒い
私たちがレイサ4購入の際に一番懸念したのがスカートが付いていないことです。スカートがないとテント内の風通しが良くなり、夏のキャンプは快適ですが、秋冬キャンプは寒いです。
テントの下のほうに5〜10cmほどの隙間があって、寒い日はそこからテント内に冷気がひゅーっと吹き込んできます。
それでもやっぱり冬キャンプがしたい!というわけでスカートを自作することにしました。
自作したスカートがこちら!出入口以外すべてに取り付けました。
出入口に取り付けていない理由は、出入りの邪魔になるのもありますが、一番はテント内でストーブを焚くので空気の通り道を確保して換気するためです。
このスカートを付けてからは風が吹き込んでくることもなく、暖かいテントで快適に眠ることができています。
スカートはブルーシートとマグネットで簡単に作れます。ブルーシートはテントに馴染むアースカラーのものをネットで購入、マグネットは100均です。全部合わせて2,000円くらいで作れました。
詳しいスカートの作り方はこちらの記事をご覧ください⇩
②生地がポリエステルで火に弱い
先にも記載しましたが、レイサ4の生地はポリエステルでできています。ポリエステルは軽くて濡れても乾きやすいというメリットがありますが、火に弱いというデメリットもあります。
テントの近くで焚き火をしたり、テント内でストーブを使用する際は十分に注意が必要です。
・風の強い火はテントから少し離れて焚き火をする
・ストーブを使う際テントの生地からある程度距離をとる
③付属のペグが頼りない
レイサ4には、NORDISKのロゴが入ったおしゃれなペグが付いています。でも私たちはほとんど使っていません。
その理由は・・・
①地面が固いとペグがすぐに曲がる
②ハンマーで叩くとゴールドの塗装が剥げる
地面が固いサイトで使ったら曲がってしまいました。軽さを重視したアルミ製のペグなので仕方ありませんが、ちょっと残念です。
ハンマーで叩くとすぐに塗装が剥げます。アウトドアなので綺麗に使うものでもないし、気にしなければ特に問題はないですが・・・。
私たちはエリッゼステークの鋳造ペグを使っていますが、かなり頑丈でこれがあればどんなサイトでも今のところ怖いものなしです。ただすごく重いですが・・・。
④値段が高い
ノルディスクのテントはどれもお値段が高めな印象。
レイサ4は定価が145,200円で、ネットで買うと10万〜14万ぐらいの間です。
私たちはセールで少しお安く買えましたが、それでも正直こんな高級なテントを買っていいのかすごくすごく迷いました。
ただ2人とも、展示されていたレイサ4を見た瞬間に「絶対これ!」となってしまったんです。探し求めていたイメージにあまりにもぴったりで・・・。
今は買ったことを後悔していないし、本当に良い商品なので長く使っていきたいなと思っています。
最近レイサ4によく似た商品をテントファクトリーで見つけたのですが、これがなんと3万円代で買えるようです。しかもスカート付き!収納ポケットや窓は付いていないようですが、見た目はレイサ4そっくりです。
ノルディスクのアフターサービス
「ノルディスクってデンマークのブランドだけど、テントやポールが壊れたら修理はどうしたらいいの?」と心配になりますよね。
安心してください、日本でちゃんと修理してもらえます!
静岡県にある「Nordisk Base サービスセンター」でお問い合わせや修理などの対応をしてくれます。
以前私たちも曲がったポールの修理をお願いしました。
メールで修理を依頼し、修理品を発送、修理が終わったら家まで送り返してくれるので、修理代金を振り込んで終わり。1週間もかからずに直りました。
修理について詳しくはこちらの記事で書いています⇩
まとめ
おしゃれなデザインで居住性も抜群のレイサ4、とても気に入っています。
春夏キャンプはもちろん、対策をすれば秋冬も問題なく使え、これ1つでオールシーズン対応できるところもいいです。そう考えるとテント自体のお値段は高いですが、冬用テントを買う必要がないのでコスパはいいかも!
設営がとても簡単なので初心者の方にもおすすめできるテントです。
レイサ4を手に入れてからキャンプに行く回数がグンと増え、キャンプ後のお手入れも入念にするようになりました!