秋冬キャンプをしたいけど、暖房器具がないと不安…。
というわけで、私たちが手に入れた最強の石油ストーブがこちら!
Newアルパカストーブ TS-77 JS-C
フジカハイペット、トヨトミ、スノーピーク、アラジンなど人気のストーブを色々検討しましたが、最終的にNewアルパカストーブを選んだ理由は下記の5つ。
- コンパクトなのに火力が強い
- 比較的価格が安い
- 日本仕様に変わり安全性がアップ
- デザインがオシャレ
- 人気のフジカハイペットは納品まで1年10ヶ月待ち(2021年1月現在)
本命はフジカハイペットでしたが、納期を聞いてびっくり!2年も待ってられないのでフジカは断念することに。
Newアルパカは注文後3週間ぐらいで届きました。早速キャンプで使ってみたらすごく暖かくて大満足です!
しかも見た目がフジカに似ていてオシャレなんですよ!
フジカの納期が待てない方に、Newアルパカストーブかなりオススメです!
Newアルパカストーブとは
Newアルパカストーブはキャンプに最適なコンパクトな石油ストーブ。小さいながらも火力が強くキャンパーに大人気の商品です。
もともとは韓国製の商品を個人輸入やオークションなどで販売していたため、日本の安全基準を満たしておらず安全面に不安がありました。
それが2019年11月に日本正規品としてリニューアルされ日本の安全基準をクリアした”Newアルパカストーブ”として生まれ変わったんです!
日本の正規販売店「株式会社ハピネス」の名前が入っていますね。JHIA認証とPSCマークもついて、日本の安全基準をクリアしていることを証明しています。
世界でも厳しい日本の安全基準をクリアした高品質の石油ストーブなので安心です。
◎JHIA(日本燃焼機器検査協会)の基準に合格した安心の品質
サイズ | 直径350×高さ405mm |
---|---|
重さ | 約6.6kg |
燃料持続時間 | 約10時間 |
暖房面積 | 13~17㎡ |
燃料消費量 | 0.293L/h |
暖房出力 | 3.0kw |
タンク容量 | 3.7L |
使用燃料 | 灯油 |
点火方法 | 点火用ライターまたはマッチ |
耐震装置 | 耐震自動消火装置付き |
Newアルパカストーブのメリット
暖房出力の高さと遠赤外線効果でとても暖かい
一番気になるのはどれぐらい暖かいのかですよね。実際に使ってみましたが、Newアルパカストーブはすごく暖かいです!
◎他社製品に比べて暖房出力が高い
◎自然対流式と遠赤外線効果の両方で周囲も暖かくなる
Newアルパカストーブは他社製品に比べて暖房出力が高いのですごく暖かいです!
Newアルパカストーブ 3.0kw
フジカハイペット 2.5kw
トヨトミ レインボーストーブ 2.5kw~1.25kw
アラジン ブルーフレーム 2.68kw
スノーピーク グローストーブ 2.54kw
他社の人気ストーブと比べても一番高い数値です。
また、自然対流式と遠赤外線効果の両方で周囲も暖かくなるタイプです。
え、周囲が暖かくないストーブもあるの?
自然対流式のストーブは暖かい空気が上に集まって、ゆっくりと部屋全体を温めていくタイプで、ストーブの周りは暖かくなりにくいねん。トヨトミやアラジンがこのタイプ。室内ではいいけど屋外では寒いかもな。
それに比べてアルパカやフジカは自然対流式に加えて遠赤外線効果もあるから、ストーブの周りも暖かくなるらしいよ。
なるほど!ストーブに手を伸ばしたら「あったか〜い」って感じるのがいいね。
私たちはキャンプでも自宅でも使っていますが、暖かさに関しては今の所不満はありません。
ストーブの半径1m以内にいれば暖かい
暖かい(アウター着てると暑い)
※テントは小型2ルームでスカート無しのタイプです。
18畳リビングで11月〜12月は暖かい(長時間つけていると暑い)、1月の大寒波到来時はアルパカストーブだけだと寒いのでホットカーペットを併用していました。
コンパクトで持ち運びがラク
なにかと荷物がかさばるキャンプ、車の中に大きなストーブを積み込みたくないですよね。
Newアルパカストーブは高さ約40cm、直径約35cmで、とってもコンパクトなストーブです。
灯油を満タンに入れた状態で、女性の私が片手で持ってなんとか運べました。折れそうに細い腕とよく言われますが(笑)
ぴったり収まる専用ケースが付いているので、大きなダンボールに入れて持って行く必要もありません。
(↑現行モデルは赤色ではなく黒色のケースが付属するようです。羨ましい…)
比較的価格が安い
Newアルパカストーブは32,890円(Amazon)と決して価格が安いわけではありませんが、他の製品と比べると比較的安いほうに入るのではないでしょうか。
キャンパーに人気のストーブの価格を比較してみると、安い順に
■トヨトミ レインボーストーブ
21,980円(Amazon)
■フジカハイペット←2021年10月現在、納期が約20ヶ月待ちだそうです
27,500円〜61,050円(公式サイト)
■Newアルパカストーブ
32,890円(Amazon)
■アラジン ブルーフレーム
49,300円(Amazon)48,600
■スノーピーク グローストーブ
54,780円(公式サイト)
※2021年10月現在の情報です。
スノーピークのグローストーブもおしゃれで候補に上がりましたが、さすがに5万円は手が出ない…。
費用対効果ではアルパカが最もバランスが取れている気がします。
デザインがオシャレ
非日常を楽しむキャンプで生活感溢れるデザインのストーブだと、サイトの雰囲気がちょっと残念なことになりますよね。
自宅で使うにしても部屋に馴染むものが理想!
Newアルパカストーブはオシャレな見た目でどんなサイトにもマッチしそうなデザイン!レトロな雰囲気で長く使うと愛着がわきそうです。
2020年モデルはブラックのみの販売でしたが、2021年モデルからオリーブ色も販売され、2色展開となっています。
オリーブ色↓
オリーブも落ち着いた色でキャンプサイトに馴染みそうですね。
テントの中で使用するとこんな感じです↑
天板の上で調理ができる
ストーブの天板が広くて安定しているのでけっこう使えます!やかんを乗せておいたらいつでもホットドリンクが飲めるし、ちょっとしたフライパンでのお料理から鍋料理まで、燃料の節約にもなりますね。
湯たんぽに水を入れてストーブの上に乗せておいたら、おしゃべりしてる間にアッツアツになりました。直接火にかけられるマルカの湯たんぽがめちゃくちゃ便利です。
焼き芋も簡単に作れます。濡れた新聞紙に包んでからアルミホイルで包んでストーブの上に置いておくだけ。30〜40分ぐらいでホックホクの甘〜い焼き芋ができ上がりました!
今のところ灯油漏れなし
従来のアルパカストーブは灯油が漏れるというクチコミがたくさんあったようですが、リニューアルされてからは給油キャップにしっかりとしたパッキンが内蔵され灯油漏れ対策はされているようです。
前回のキャンプで灯油を満タンに入れた状態で車移動(往復5時間)しましたが、灯油漏れはありませんでした。(キャップをかなりきつく締めておきました)
心配な方はストーブをビニール袋に入れてからケースに入れると安心ですね!
取扱説明書にはストーブを運搬される場合はタンクの灯油を全て抜いてください。灯油がこぼれ、予測しない事故が発生する原因となりますと書いてあり、灯油を入れたまま運ぶのは推奨されていないようですので自己責任でお願いします。
専用のケースが付いてくる
Newアルパカストーブにはピッタリ収まる専用のケースが付いてきます。割と分厚いクッション性のあるケースです。
上だけでなく側面までファスナーが付いていて、ストーブを出し入れしやすいように考えられています。
車での移動の際にストーブをそのまま積み込むと破損や灯油漏れが怖いので、ケース付きは嬉しいですね。
現行モデルは黒色のケースに変更されています。黒のほうがおしゃれでかっこいいですね。↓
安心の1年保証付き
Newアルパカストーブは1年間のメーカー保証付きです。購入日から1年以内に故障した場合、無料で修理してくれます。
ただし領収書や納品書など購入・支払いを証明するものがない場合は有料修理となるので、アマゾンなどで購入される場合は領収書の出力もお忘れなく。
初期不良についても商品到着後1週間以内に連絡すれば交換してくれるようです。
耐震自動消火装置が付いて安全
従来のアルパカストーブには耐震自動消火装置が付いていなかったため安全面での不安がありましたが、リニューアルされてから耐震自動消火装置付きの仕様に変わり、ストーブが傾いたり振動が加わったりすると自動で火が消えるようになりました。
緊急の時はレバーを緊急消火のほうへ下げることで手動で消化することもできます。
Newアルパカストーブのデメリット
点火時に灯油の臭いがする
ストーブを点火する時に灯油の臭いがします!
私は子供の頃から実家で石油ストーブを使っていたこともあり、逆にこの灯油の臭いが「冬がやってきたな~」という気がして懐かしくて好きです。でも旦那さんは「めっちゃ臭い!」と言っていました。
燃焼中はほとんど気になりませんが、外から帰ってきて玄関を開けた瞬間「あ、ストーブ付けてるな!」というのはなんとなく臭いで分かります。
感じ方は人それぞれだと思いますが、灯油の臭いが苦手な方は気になるかも!
反射板が付いていない
従来のモデルには反射板付きのタイプがあったのですが、リニューアル後の商品には反射板がつかなくなりました。
反射板があると何がいいかというと、
①暖めたい所を狙って熱を集められる
②風除けの役割をしてくれる
ということ!
例えば、
・360度全方位暖めたい時
・風がない時
は反射板がなくて良いですが、
・一定の方向だけ暖めたいとき
・壁際において使うとき(壁が熱くなるから)
・風が強い時
などは反射板があるほうが良いです。
そういえば11月の湖岸キャンプで早朝に強風が吹いてるなか屋外で使用したら、風で火が安定しなくて全然あったかくなかった!
どのストーブでもそうやと思うで。反射板があったら風よけになったかもな。
オプションで反射板の販売はありませんが、ウィンドスクリーンとやらを買って自作されている方が多いようです。簡単にできるみたいなので今度作ってみようと思います。
自作したものがメルカリで販売されていたりもするので自分で作るのが面倒な方は、チェックしてみてください。
Newアルパカストーブの使用方法と注意点
使用方法
使用方法といってもすごく簡単です!
まずは灯油を入れます。給油キャップを開け給油計のメモリを確認しながら「満」のところまで入れます。
給油口が小さいので、手動のポンプ(シュポシュポするやつ)で。
※初めて使用する時は芯に灯油が染み込むまで20分ぐらいかかるので、しばらく置いてから点火します。
点火の前にこちらの耐震自動消火装置を「セット」の方に持ち上げて、上に上がっていることを確認
そしてレバーを燃焼の方向に止まるまで目一杯回します。
燃焼筒の取っ手を上に持ち上げ、チャッカマンやマッチで芯に点火。以上です!
◎火が安定してきたらレバーを消化のほうに少し回して火力を調節する。(炎が燃焼筒の上から1~2cm出ているぐらいが正常燃焼です)
燃焼筒が真っ赤になって上からほんの少し炎が出ているのがベスト!燃えるように炎が出ていたり、反対に燃焼筒が上まで赤くなっていないのも不完全燃焼の原因になるようです。
消火の際はレバーを消化の方向へ止まるまでゆっくりと回して消火します。一気に回すと臭いが出やすくなるので注意。
注意点
キャンプの際テント内でストーブを使用することは推奨されていませんが、使っている方すごく多いですよね?もちろんみなさん自己責任のもと使用されていると思うのですが・・・。
その際に一番気をつけないといけないのが一酸化炭素中毒です。テントのような狭い空間でストーブをつけっぱなしにすると、不完全燃焼の際に一酸化炭素が発生して一酸化炭素中毒の危険性があります。
私たちも前回のキャンプで初めてテント内でストーブを使用しました。一酸化炭素中毒の危険性についてはなんとなく知っていたので事前に情報を集め、安全に使用するために下記のような対策をしました。
ベンチレーターがついたテントを使う
一酸化炭素チェッカーを使う
就寝時は必ず消す(一番大事!)
時々入り口を開けてみたり、こまめに換気をすることを気をつけていました。
私たちが使っているテントはスカートが付いていないタイプでテントの下が5cmほど空いています。すきま風が寒いこともありますが、逆にそこから空気が出入りするので換気になってちょうど良かったです。
ベンチレーターも付いていたので換気対策は◎だったと思います。
一酸化炭素チェッカーも購入しました。一酸化炭素の量をセンサーで検知して基準値を超えるとアラームでお知らせしてくれます。2,000円ぐらいの安いものですが、あると安心して過ごせました。
1台だとちゃんと反応していなかった時に怖いので、別のメーカーのものと合わせて2台使っている方が多いようです。
こんな風にテントの上のほうにぶら下げておきました。一酸化炭素は上に集まるので上のほうに設置しておくのが良いそうです。
こまめに数値をチェックしていましたが、ずっと0ゼロのままだったのできちんと換気ができていたのかなと思います。でも万が一壊れていたらと思うと怖いので、もう1台あったほうが安心ですね。
あとは寝るときは必ず消す!これが一番大切です。
一酸化炭素チェッカーがあっても眠ってしまうと何が起こるか分かりません。一酸化炭素中毒だけでなく、火災の心配もあるので必ずストーブを消して寝ること!これだけは忘れないように気をつけましょう。
テント内でストーブを使用する際は、自己責任でしっかりとした対策をして使うようにしてくださいね。
灯油タンク・灯油ポンプ・ポンプケース
ストーブが決まったら、次に頭を悩ませるのが灯油タンク(灯油缶、ポリタンク)問題。
よく見かける赤色や青色のものだとサイトの雰囲気に馴染まないので、アースカラーの灯油タンクを選びました。
20Lと10Lの2種類ありますが、20Lのものが写真の灯油ポンプケースにシンデレラフィットします。
クリーム色のラベルは剥がせます。
シックな色味で自宅でも悪目立ちしないのがいいです。
ポンプケースは三宅化学の高さが3段階調節できるものを買いました。
一番下に合わせると、タンクの高さとジャストフィットです。
灯油タンク注入口に引っ掛けて、タンクと一体化できるのが◎
タンクの蓋を閉めることでしっかりと固定されます。
別の灯油タンクに取り付ける場合は、タンク注入口の外径に注意してくださいね。
タンク注入口の外径が50mmより大きいと取り付けられません。
シンプルな透明のポンプは、三宅化学のトーヨーポンプを購入しました。数百円でお手頃価格です。
まとめ
冬キャンプ用の暖かいストーブをお探しの方には、Newアルパカストーブがおすすめ。コンパクトなのに暖房出力が高くとっても暖かいストーブです。おしゃれなデザインなので、自宅でも大活躍してくれますよ。