こんにちは、登山歴4年半のカエルハイカーです。夫婦で登山やキャンプを楽しんでいます。
2024年5月のGW、九州大分のくじゅう連山へ登りました。くじゅう連山は九州本土最高峰の「中岳」(標高1,791m)を初め、日本百名山の「久住山」など、1,700m級の山々が連なる山域で九州の屋根と呼ばれています。憧れの坊ガツルキャンプ場でテント泊して、くじゅう連山を縦走する2泊3日の山旅を満喫してきました。
ミヤマキリシマの開花には少し時期が早かったですが、坊ガツルの広大な湿原、美しい原生林、九州最高所に湧く秘湯「法華院温泉」も堪能しました!
今回は、登山ルートやテント場の様子なども含め、これから「くじゅう連山」にチャレンジしたいと考えている方に必要な情報を分かりやすくご紹介します。手っ取り早く情報を知りたい方は、目次から見たい項目へジャンプしてくださいね。
滋賀からの遠征なので、1日目の朝に伊丹空港から大分空港まで飛行機で移動し、大分空港でレンタカーを借りて、登山口の長者原へ向かいました。長者原から2時間ほどのトレッキングで、その日のうちに坊ガツルキャンプ場へ辿り着くことができました。
※ここに記載の内容は2024年5月現在のものです。
[くじゅう連山] 5つのおすすめポイント

- 坊ガツルを拠点に、体力にあわせていろんな山の縦走が楽しめる
- 約1500張りできる広大な坊ガツルキャンプ場は無料&予約不要
- 九州最高所に湧く法華院温泉で日帰り入浴ができる(1回500円)
- 5月下旬から6月中旬はミヤマキリシマの群生が見られる
- 日本百名山・九州本土最高峰に登れる
国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されています。
[くじゅう連山] アクセス・駐車場

くじゅう連山の登山口となるのは、阿蘇くじゅう国立公園内にある長者原(ちょうじゃばる)。というわけで、まずは長者原を目指します!
日帰りでくじゅう連山に登る方には、「牧ノ戸峠登山口」も人気です。

今回私たちは滋賀から遠征のため、大分空港でレンタカーを借りて長者原へ向かいました。大分空港〜長者原までレンタカーで約1時間15分ほどです。高速道路を使うのでETCカードも忘れずに持っていきました!

長者原ビジターセンターには450台も停められる広い駐車場が確保されていますが、お昼頃に到着するとほぼ満車でした。恐るべしGW。
料金:無料
収容台数:約450台
トイレ:あり
レストラン:あり

長者原は観光地のため、レストランやお土産店もあります。モンベルの店舗もあるので、ガス缶やフリーズドライなど登山に必要なものが調達できます。
飛行機にガス缶を持ち込めないので、現地で調達しました。登山口にモンベルがあって助かりました。
[くじゅう連山] 登山ルートと所要時間
長者原登山口からのルート

1日目は長者原登山口(長者原ビジターセンター)から、テント場の「坊ガツル」まで約2時間ほどのトレッキング。アップダウンが少なく、木道が敷かれた道もあり、とても歩きやすいコースです。15時半頃にはテント場に到着し、法華院山荘の温泉に入ったり、テントでのんびりしたり、ゆったりと過ごしました。
2日目はいよいよ、くじゅう連山へ登山!朝6時に坊ガツルのテント場を出発し、九州本土最高峰「中岳」、「久住山」を含む全5座へ登頂し、ぐるっと周回して14時頃にテント場に戻ってきました。所要時間は休憩込みで約8時間でした。大きな危険箇所はありませんが、序盤の白口岳への急登が長く、ゴツゴツした岩場もあり最大の難所でした。
3日目は、テント場から長者原登山口へ戻るだけというライトな行程。本当は地図の右側エリア(大船山や平治岳)へ登る予定でしたが、次の目的地である湯布院のお宿でゆっくりしたかったので、早めに引き上げることに。
1日目:長者原登山口 ➡︎ 坊ガツル (テント泊)
2日目:坊ガツル ➡︎ 白口岳 ➡︎ 稲星山 ➡︎ 中岳 ➡︎ 天狗ヶ城 ➡︎ 久住山 ➡︎ 坊ガツル (テント泊)
3日目:坊ガツル ➡︎長者原登山口
初日の坊ガツルへ向かう道で、ぬかるみを避けようとして派手に転倒しました。全身泥だらけになり、そのうえ腕を打撲し完治するまで半年以上かかる大惨事に…。湿地帯で滑りやすい場所があるので要注意です!
ミヤマキリシマが咲く5月下旬から6月中旬は、大船山(たいせんざん)や平治岳(ひいじだけ)方面がおすすめ。開花時期とタイミングが合えば、山の斜面一面がピンク色に染まる天空の絶景が見られますよ!
[くじゅう連山] 登山
1日目:長者原登山口〜坊ガツル

長者原登山口に着いたら、まずはモンベルへ!飛行機の機内にガス缶が持ち込めなかったので、現地で購入しました。登山口にモンベルの店舗があって助かります。ウェアや小物、フリーズドライなどの食料も売っているので、万が一忘れ物をしても安心ですね。
※ガス缶は使いきれないので、帰りは空港で引き取ってもらいました。

長者原には「長者原ヘルスセンター」と「レストハウスやまなみ」の2か所、レストランがあります。写真は長者原ヘルスセンターで、日帰り入浴や足湯もありお土産も売っています。

屋内の席は満席だったので、屋外席で大分名物の団子汁定食(とり天付き)とカレーうどんをいただきました。

お腹も満たされたので、いよいよ坊ガツルへ向けて登山開始!足湯の横からスロープを歩いていきます。

スタートしてすぐ、美しい木道が敷かれた湿原エリアに!こちらが有名な「タデ原湿原」です。坊ガツルの湿原とあわせて、ラムサール条約に登録されている国際的に貴重な湿原です。
標高約1,000mに位置する国内最大級の湿原で、ラムサール条約に登録されています。1周約45分の散策路が設けられ、ハイキングスポットとしても人気があります。
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木道エリアが終わり、ここから本格的な登山道になります。雨ヶ池経由で坊ガツル・法華院温泉を目指します。くじゅう連山は活火山なんですね、「噴火警戒レベル1」の記載がありました。

苔と新緑が美しいくじゅうの森を緩やかに登っていきます。

登山道がよく整備されているので、テント泊装備でも歩きやすくて助かります。

こちらも木道が敷かれて雰囲気がいいですね。「雨ヶ池」という場所で、その名の通り雨が降ったら池になるのだとか。

展望が開けた場所から坊ガツルが見えました!眼下にはカラフルなテントがたくさん!あのテントの数、すでに出遅れた感が・・・
急がなきゃ!と焦るとロクなことありませんね。
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ぬかるみを避けようとして斜面を歩いたら、思いっきり滑って転倒。全身泥まみれはもちろん、腕を打撲して完治まで半年以上かかる大事故に!坊ガツル目前にしてやらかしました。

すれ違う人に二度見されながら、泥だらけの姿でなんとか坊ガツルに到着。

わーーー!なんて広い湿原!まるでサバンナみたいで開放感たっぷり!ここにテントが貼れると思うと嬉しくて、さっき転んだことはすっかり忘れて舞い上がっていました(笑)

テント場、密度高っ!!!さすがGWですね。トイレ付近のこの辺りは地面のコンディションがよく、電波がかろうじて入るので人気のようでした。
テント場の詳細と法華院温泉(日帰り入浴)については、こちらで紹介しています。
2日目:坊ガツル〜中岳〜久住山〜坊ガツル

2日目、いよいよ「くじゅう連山」へ向けて出発!不要な荷物はテントに置いたまま、身軽で日帰り登山です。7〜8時間の山行予定で、朝6時にスタートしました。
最高すぎるお天気!

テント場から法華院温泉山荘のほうへ歩いて行きます。雲ひとつない青空に気分はルンルン♪
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法華院温泉山荘の前に標識があるので、鉾立峠の方向へ!

最初は木道で散策路のような感じ。

と思ったら岩がゴロゴロしたエリアに!近年の九州北部豪雨の土砂崩れの跡でしょうか。

鉾立峠まではそれほどの急登もなく、ウォーミングアップ感覚で歩けました。途中、イワカガミやギンリョウソウも咲いていてお花も楽しめます。

鉾立峠に到着!ベンチがあるので一休み。

眺望も抜群!

鉾立峠を後にして、1つ目のお山「白口岳」へ!この急登が一番きつかったです。標高が上がるにつれ、岩場が増えてきて、大きく足を上げて登らないといけない場所もあってけっこう大変でした。

途中、眼下に坊ガツルが見えました。よーく見ると、カラフルなテントが点のように見えますね。

路面の悪いところもあるので注意が必要です。一部登山道が崩壊していて、大きな岩をよじ登るところがあったのですが、体か硬いせいで足が届かず苦戦・・・。

ようやく見えた1つ目のピーク、白口岳!

見事にガッスガスー(笑)

ここまでの登りで力尽きてぐったり・・・。こんな時はMANABARでエネルギー補給。
MANABARは体に悪いものがほとんど入っていないので、安心して食べることができます。

ここからはご褒美の稜線歩き!のはずが、ガスガスで景色はありません。

ガスの中の稜線歩きも幻想的で悪くない!物事は捉え方次第、どんな状況も楽しんでいこう!(笑)

2つ目のピークが見えた!

稲星山ゲット!こちらもガスガスか….と思ったら、

一気に雲が流れていって、突然青空が!

これから向かう「久住山」もバッチリ見えた!

右から「中岳」と「天狗ヶ城」、 順番に縦走していきます。

一旦下ってまずは九州本土最高峰の「中岳」を目指します。石がゴロゴロしていて滑りやすいので注意が必要です。

めっちゃ青空!これこれ〜!

足取りも軽くなってきました。

目の前に立ちはだかる壁のような中岳。

ゴツゴツした岩場でなかなか険しい・・・でも楽しい!
足を大きく上げて、手も使って、いちいち「ヨイショ」と声が出るのは歳のせい(笑)

補助的にロープが設置されている箇所も一部ありました。写真より全然怖くないです。

あっという間に3座目の中岳山頂ゲット!標高1,791m、九州本土最高点に立ちました!
ちなみに九州最高峰の山は、屋久島にある宮之浦岳(1,936m)だそうです。

神秘的な御池も見えて、山頂からの景色は最高です!
景色も良かったので、ここでランチ休憩をしました。

この後また下り、御池を左手に見ながら天狗ヶ城へ!
天狗ヶ城へ向かう途中、立っていられないほどの強風で恐怖を感じました。そのため、写真も撮れず・・・

4座目、天狗ヶ城ゲット!ガスガスで何も見えないので即下山。
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いよいよ最後の山「久住山」へ!遠くからでもたくさんの登山者で賑わっている様子が見え、人気の山であることが伺えます。
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牧ノ戸峠登山口から日帰り登山の方は、久住山だけ登ってピストンで降りる方も多そう。高低差も少なく登山初心者の方にもおすすめのルートだそうです。
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岩ゴロゴロゾーンですが、傾斜が緩やかなので、そこまで歩きづらいとは感じませんでした。
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山頂近くはよりゴツゴツした岩が多いため、捻挫など注意が必要です。

5座目、標高1786.5m、久住山ゲット!後ろには絶景!(イマジネーションが大切)
久住山はくじゅう連山の主峰で日本百名山にも選ばれています。
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久住山からの下りはかなり滑りやすいので要注意です!何回も転びそうになりました。前を歩いていた男性の方は、この下りで5回も尻餅をついていました(笑)
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久住分かれまで戻ってきました。ここから、牧ノ戸峠方面と坊ガツル方面でルートが分かれます。

坊ガツルへはここから激下りのルートです。

なかなかの傾斜で登ってくる方はかなりきつそうでした。

岩がゴツゴツしていて歩きづらく、足に負担がかかるルートです。落石にも注意が必要です。

異世界感のある風景。

硫黄山の麓にある北千里ヶ浜です。硫黄山は活火山で、今も噴煙を上げて火山活動を続けています。この辺りは硫黄成分の有毒ガスで草木が育たず、独特の景色を作り出しているのだとか。今は噴火レベル1なので通過できますが、噴火したらひとたまりもありませんね。

北千里ヶ浜を抜けると

すがもり越えの分岐です。ここから「すがもり越え」をして長者原へ向かうこともできます。坊ガツルの目の前にドーンと聳えていた三俣山もここから登れます。
私たちは坊ガツルへ戻るので、すがもり越えはせずに右方向へ!

遠くに見える坊ガツルを目指して最後の一踏ん張り。クタクタの足にざれた道が堪える・・・

スタートしてから約8時間、坊ガツルのキャンプ場まで戻ってきました!お疲れ山でした!
坊ガツルキャンプ場・法華院温泉山荘
坊ガツルキャンプ場

坊ガツルキャンプ場は、約1500張りできる広大なキャンプ場です。なんと設営料は無料!予約も不要で、到着したら好きな場所に自由にテントが張れます!
とにかく敷地が広いので、到着が遅くなっても「張る場所がない!」なんてことはまず無いと思います。ただ、場所によっては、地面から尖った硬い草が生えていたりデコボコしていたりと、コンディションが悪いところもあるのでご注意ください。

炊事場やトイレに近い場所は人気で、この辺りはふかふかして地面のコンディションも良さそうでした。良い場所をゲットするには早く到着する必要がありそうですね。

炊事場には蛇口が6つあり、お水を自由に汲むことができます。で、飲めるのか飲めないのか?ここ重要ですよね!実際のところ、飲めるのか飲めないのかは分かりません。「飲料水」とは書いてなかったので・・・。
念のため、私たちは携帯用の浄水器で浄水するか、煮沸してから飲むようにしました。
↓コンパクトなソーヤーの携帯浄水器を使っています。
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トイレは汲み取り式のいわゆるボットントイレです。トイレットペーパーは設置されていないので、各自持参が必要です。トイレのドアのぶに引っ掛けられるように、トイレットペーパーに紐を通して持っていきましたが、これが大正解でした!トイレの中には物を置くところがないので。
トイレに電気は設置されておらず、夜は真っ暗になるのでヘッドライトが必要です。

トイレの前あたりは少し電波が入るので大人気!ですが、都会のように密集していて隣との距離が近いです。

トイレや炊事場から離れ、大船山登山口のほうへ歩いていくと、ゆったりとした雰囲気で良さげ。奥に見える建物は、トイレではなく避難小屋です。

避難小屋の前あたりにちょうどいいスペースがあったので、ここを本日のお宿に決定!人混みから離れた田舎エリア(笑)こういう場所が私たちにはお似合いです^^
あえて電波が届かないところで、とことん非日常を味わうとしましょう!
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1日目の晩ごはんは、この日のために取っておいた「THE SMALL TWIST」。レストランクオリティのフリーズドライ!結婚10周年の登山旅行なので、ちょっと贅沢にお祝いしました。途中の道の駅ゆふいんで買ってきた唐揚げと、法華院山荘でゲットしたビールをお供に乾杯〜♪
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2日目の晩ごはんは、サバ缶でパスタ!サバ缶、トマトソース、パスタを持参してお手軽に作りました。あとは買ってきたお菓子と、今日もビールで乾杯!法華院温泉山荘の自販機に、お気に入りのクラフトビール「インドの青鬼」がラインナップされていて、最高にテンションが上がりました!
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続いて朝食!1日目は道の駅ゆふいんで買ってきた鶏めし。2日目はモンベルのフリーズドライでした。
フリーズドライもうまく活用して、できるだけ荷物を軽くしています。

テントはMSRのハバハバNX(2人用)を使っています。両側に出入り口があるので、2人で使用するのにとても便利です。前室もそれぞれあるので、喧嘩になることもありません(笑)
マットは「山と道」と「エバニュー」のロールマット。
シュラフは私がモンベルのダウンハガー#2、夫が同じくダウンハガー#3で、シュラフカバーとしてSOLのエスケープビビィを使っています。
時期はGWでしたが、坊ガツルの標高は1,200mあり、日が落ちるとぐっと冷えこみます。寒がりなので、上下ダウンを持って行って正解でした。
法華院温泉山荘

坊ガツルのテント場から5〜10分ほど歩いた場所にある「法華院温泉山荘」。宿泊はもちろん、日帰り入浴もできます!
九州最高所に湧く温泉で、2時間頑張って歩いた人だけが楽しめる、まさに秘湯!石鹸やシャンプーは使えないので掛け湯して浸かるだけですが、こんな山奥で湯の花が浮いた上質な温泉に入れるなんて、最高に贅沢ですね。
・入浴料:500円(2024年5月時点)
・外来入浴の時間:11:00~20:00(最終受付19:30)
・石鹸・シャンプー使用不可
・ドライヤーあり
▼法華院山荘HP
http://hokkein.co.jp/

売店で入浴料を支払ったら、どうぞご自由にお入りくださいというスタイル。特にチケットなどありません。売店ではカップ麺やお菓子など、ちょとした食料やお土産が売っています。

旅の思い出に、山荘オリジナルの可愛い便箋を買いました!もったいなくて使えない(笑)
11:00〜14:00はランチもやっていて、牛丼やカレーなどをいただくことができます。下山後に外のテーブルで生ビールを飲んでいる方がいて、とても幸せそうでした!
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お風呂の入り口にアルコールの自販機もありました!ビールの種類が多く、ラインナップも最高です。個人的にはお気に入りのクラフトビール「インドの青鬼」があることに感動しました。ビールはあまり飲まなかったのですが、インドの青鬼を知ってから、ビールが好きになりました。
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法華院山荘のテント場もあります。こちらも予約不要の先着順ですが、坊ガツルキャンプ場とは違って有料です。1日800円かかりますが、大人気でした!
すぐ隣が山荘なので、お風呂、トイレ(水洗トイレ)、売店が近いのがいいですね!あと、テントを張る場所がスノコ状の板張りになっているので、水はけがよく、雨が降ってもテントの底が濡れないのもポイントです。
まとめ

GWやお盆休みなど連休を利用して遠征登山を計画するなら、九州のくじゅう連山はかなりおすすめです!坊ガツルキャンプ場でテント泊すれば、ゆとりを持ってくじゅうの山々を縦走することができます。テント場は無料なので、時間の許す限り坊ガツルでのんびりするのも贅沢な過ごし方ですね。法華院温泉山荘では、九州最高所に湧く温泉体験もできて、きっと忘れられない山旅になることでしょう!