こんにちは、登山歴2年のカエルハイカーです。夫婦で登山やキャンプを楽しんでいます。
2021年11月下旬、三重県にある入道ヶ岳(標高906m)に登りました。
入道ヶ岳は鈴鹿セブンマウンテンの中で最も低い山です。ルートにもよりますが山頂まで2〜3時間ほどで登れるので、鈴鹿の山が初めてという方にもおすすめ!
山頂のフォトジェニックな大鳥居やアセビのトンネルなど見所も多いので、短時間でも充分楽しめますよ。
今回は初心者にもおすすめの「北尾根コース→二本松尾根コース」を歩いてきましたので、その様子をご紹介したいと思います。
登山口にある「椿大神社」はパワースポットとしても知られているので、登山後にお参りしてパワーをいただいてきました!
※ここに記載の内容は2021年11月現在の情報です。
[入道ヶ岳] 7つのおすすめポイント
- 山頂の白い大鳥居がフォトジェニック
- 登山口にパワースポットの神社がある
- 山頂まで約2〜3時間で登れる
- 大きな危険箇所がなく初心者も楽しめる
- 天然記念物アセビのトンネルを歩ける
- 山頂から360度の絶景が楽しめる(鈴鹿の名峰、伊勢湾など)
- 鈴鹿セブンマウンテン
[入道ヶ岳] アクセス・駐車場・トイレ
アクセス
登山の起点となる「椿大神社(つばきおおかみやしろ)」までのアクセスです。
■新名神高速道路「鈴鹿PAスマートIC」より車で約3分
■東名阪自動車道「鈴鹿IC」より車で約10分
(大阪より約1時間30分、名古屋より約50分)
駐車場
椿大神社第3駐車場を利用します。第1、第2は参拝者用、第3が登山者用になっています。
11月の祭日でしたが、7時半頃でまだ1割ほどしか停まっていませんでした。
料金:無料
収容台数:かなりたくさん停められます
トイレ:あり
椿大神社は三重県で3本の指に入るほど人気の神社なので、初詣の時期は駐車場も当然込み合います。
トイレ
駐車場から神社の方向へ少し歩いたところに綺麗なトイレがあります。水洗トイレでトイレットペーパーも設置されています。
入道ヶ岳は登山道や山頂にトイレがありません!下山するまでの約4〜5時間はトイレに行けないのでご注意ください。
[入道ヶ岳] 登山ルートと歩行時間
今回のルート
入道ヶ岳のメジャーな登山ルートは、椿大神社(つばきおおかみやしろ)からスタートする下記の3つ。
・北尾根コース
・二本松尾根コース
・井戸谷コース
今回は「北尾根コース」で登り「二本松尾根コース」で下山する、初心者でも比較的安全に歩けるルートを選択。どちらのコースもアセビのトンネルがくぐれるので、入道ヶ岳の魅力をたっぷりと味わえますよ。(アセビの花が咲くのは4月~5月)
最初は井戸谷コースで登る予定でしたが、谷を歩くルートのため前日の雨の影響で増水していたら危険かも…と思いやめました。クサリ場や滑落危険箇所があったり少し難易度の高いコースというのもあります。
〈登り〉北尾根コース (約3時間)
距離が長い、景色が良い
〈下り〉二本松尾根コース (約1時間30分)
距離が短い、景色は微妙
※椿大神社第3駐車場発着の所用時間です。
北尾根コースは、紅葉シーズンは落ち葉で道が分かり辛く、気付いたら登山道から外れた急斜面を歩いていたということが何度かありました。ピンクリボンや木のマーキングを見落とさないように気を付けてくださいね。
歩行時間
総歩行時間:約4時間30分 (休憩除く)
山頂で10分ほど滞在したので、合計の行動時間は4時間40分ほどでした。
写真を撮りながらのんびり登山です。
山頂は景色が良いのでゆっくりしたかったのですが、この日は立っていられないほどの強風で危険を感じたので、写真だけ撮ってすぐ下山しました。
[入道ヶ岳] 登山
上り:北尾根コース
7時30分、椿大神社第3駐車場をスタート!
椿大神社方面へ歩いていきます。
椿大神社の入口に突きあたります。参拝してから登る方はまっすぐ参道へ。
私たちは下山後に参拝するので、神社の左脇にあるアスファルトの道を歩き登山口へと向かいました。
椿大神社(つばきおおかみやしろ)は全国の猿田彦神社の総本社で、恋愛成就や夫婦円満のパワースポットとしても話題になっている神社です。
椿大神社を右手にしてまっすぐ進みます。
柔らかい朝の光を浴びながら登山口へと向かうこの時間が好きです。
左手には紅葉真っ盛り。
駐車場から10分ほどで「北尾根コース」の登山口に到着です。
「二本松尾根コース」「井戸谷コース」で登る場合は、さらにアスファルトの道をまっすぐ進みます。
愛宕社の鳥居のところから登っていきます。いきなり階段からのスタートでしんどそう…。
左に目をやると比較的ゆるやかな登山道が!
どちらで登っても同じところに繋がっているのでお好きな方でどうぞ。
負けたくない!と変なプライドが邪魔して階段を選択するも、登りながらちょっと後悔…。
この階段、見た目以上に急なのでご注意ください。
階段を登り切ったところに愛宕社という小さな神社があるので、左へ下り登山道へ合流します。
しっかりした標識があって歩きやすそうな道です。木のマーキングも分かりやすい。
木の根トラップが多いので気を付けて!
倒木が登山道をふさいでいましたが、左側に回り込み回避できました。
要所要所に通報ポイントの標識があり、山頂に近づくにつれ数字が増えていくので目印になります。
思ってたより急登が多いかも…。
岩肌が露出した登りもあるので転倒に気を付けてください。
立ち入り禁止の避難小屋があります(意味ない…)。
スタートしてからここまで約1時間50分ほどでした。
赤、黄、緑と賑やかな雰囲気は紅葉シーズンならでは。
ほどなくして開けた場所に出ました。アセビだらけ。
こちらが入道ヶ岳名物のアセビのトンネル!この時期は花が咲いていないので、ちょっと微妙…。
4月~5月に花が咲くともっとボリューミーで綺麗なトンネルになるのかな。
ちなみに、これがアセビの花です。同じ鈴鹿セブンマウンテンのひとつ「藤原岳」で撮影したものです。
アセビのトンネルを抜けると、山頂の真っ白な鳥居が遠くに見えます。
このあたりから景色が良くなりますが、その分風も強くなります。寒すぎて慌ててダウンを着こみました。
鈴鹿セブンマウンテンの「鎌ヶ岳」「御在所岳」「竜ヶ岳」も綺麗に見える展望スポット。
反対側も伊勢湾まで一望の絶景!Googleマップと照らし合わせながら、鈴鹿サーキットがどこにあるか探すのに必死でした(笑)
北の頭です。左に行くと入道ヶ岳山頂方面、まっすぐ行くと椿大神社の奥宮(おくのみや)へ行けます。
天空の鳥居をめがけて歩く最後の稜線が最高です!
アセビの群生の中を抜けて…
左には伊勢湾から三重の街並み、すぐ下に目を向けると谷の間から人が登ってくるのが見えました。
井戸谷ルートで登ってくる登山者の方々です。井戸谷ルートはこの最後の急な登りがキツイそうです。
山頂はすぐそこですが、強風に阻まれなかなか前に進めません。(写真ではそう見えませんが、後ろから追いかける私は体勢を低くして飛ばされないよう必死でした。)
906m、入道ヶ岳登頂!鈴鹿セブンマウンテン4座目(^^)v
山頂は体ごと吹き飛びそうなほどの爆風で、軽く恐怖を感じました。飛ばされそうになるニット帽を抑えながら、鳥居にしがみついてなんとか記念撮影。
真っ白な鳥居がフォトジェニック!後ろの景色も最高!まさに天空の鳥居ですね。
山頂は遮るものがなく360度の絶景!それゆえ爆風が吹いていることが多いので、ウィンドシェルや防寒着をお忘れなく!
入道ヶ岳は山自体が椿大神社のご神体として崇められています。神聖な場所に登らせていただいたことに感謝。
下り:二本松尾根コース
山頂で1時間ぐらいゴロゴロしたかったのですが、なんせ身の危険を感じるほどの強風。写真を撮ったら即下山することに。
鳥居の向こう側から「二本松尾根コース」で下山します。
下までずっと「二本松コース」という看板があるので分かりやすい。
けっこう急なので油断してると小石を踏んで滑ります。
ロープが設置されているところもありました。
二本松尾根コースにも避難小屋があり、中にベンチがあるので少し休憩しました。
神秘的な森の雰囲気が素敵。
川の音が聞こえてくると、ゴロゴロとした石が増えてきました。
最後に渡渉箇所あり。チョロチョロとした流れなので濡れることはないです。
登山口に出てきました。
二本松尾根コースで登る場合、ここがスタートになります。
車が停まっている方へと向かいます。
向こうに見えているのは、二本松コース・井戸谷コース用の駐車場です。登山口の目の前にあって便利ですが、駐車場までの道がかなり狭い…。運転に自信のない方は、椿大神社の駐車場に停めるのが無難かもしれません。
駐車場の目の前に井戸谷コースへの標識もありました。
アスファルトの道を歩いて椿大神社まで戻ります。
最後に神社に参拝して、登山終了。
おみくじの種類も豊富です。
「椿恋みくじ」がすごく可愛くて、外側は折り紙で折られた椿のお花になっています。中には椿か巫女さんのチャーム型守りが入っているそうです。恋愛成就させたい方はぜひ♡
まとめ
真っ白な鳥居がフォトジェニックな、鈴鹿セブンマウンテンのひとつ「入道ヶ岳」。北尾根コースや二本松尾根コースなら初心者でも比較的安全に登ることができますよ。山麓にはパワースポットの椿大神社もあるので、登山プラスαで楽しめるのがいいですね。