こんにちは、カエルハイカーです。夫婦で登山やキャンプを楽しんでいます。
キャンプの必需品のひとつがランタン。ガスやオイル、LEDなど種類がありすぎてどれを選べばいいか悩みますよね。メインで使うのか、サブで使うのか、目的によっても違ってくると思います。
キャンプ初心者の私たちがサブランタンとして使用しているのが、今回ご紹介する「FEUERHAND(フュアーハンド)ベイビースペシャル276」です。
オイルランタンならではの柔らかい雰囲気がキャンプの夜にぴったりで、使い方が簡単なことからキャンパーに大人気のアイテムなんです。
アンティークなデザインがおしゃれで、テーブルに置いておくだけでも写真映えします。
ギア音痴の私でも簡単に扱えるところもお気に入りポイント!
壊れにくい丈夫なランタンで、キャンプYouTuberで芸人のヒロシさんもこれ使ってるんやって!
使っていて良い点や、注意点、使い方なども分かりやすくまとめているので、参考になれば嬉しいです。
フュアーハンドランタンとは
ドイツの伝統的なランタンメーカー「フュアーハンド社」が作るオイルランタンです。
120年以上前から変わらないコンパクトなデザインと、過酷な環境にも耐え得る性能の良さで、ヒマラヤ遠征や各国の軍用としても採用されるほどの実力。
風速80メートルの強風でも火が消えず、嵐の中でも使用できるランタン「ハリケーンランタン」の元祖がフュアーハンドランタンです。
実用性の高さからアウトドアはもちろん、世界の様々な地域で生活必需品として使われているそうです。防災用品としても役立ちそうですね。
フュアーハンドランタンの良い点
防風性が高い
嵐の中でも消えない防風性と耐久性を持つ「ハリケーンランタン」。その中で最も有名なのがフュアーハンドランタンです。
風雨に強いSUPRAX製の耐熱ガラスの風防を使用しており、風速80mの強風でも火が消えないのだとか。
風速80mもの強風の中キャンプする機会がないので実際どうなのかは分かりませんが、風の強い琵琶湖岸で使用していて今のところ火が消えたことは一度もありません。
燃焼時間が長い
フュアーハンドランタンは燃焼時間がとても長く、340mlのタンクに燃料満タンにして約20時間持ちます。
夕方つけて寝る前に消しても、1泊のキャンプだとせいぜい8時間ぐらいしかつけていないので十分すぎるぐらい燃費がいいですね。
アンティークなデザインと柔らかい光
初めて見たときアンティークなデザインに一目惚れしました!サイトにこのランタンがひとつあるだけで一気に雰囲気が盛り上がります。
柔らかいオレンジ色の灯りで、ゆらゆら揺れる炎を見ているとすごく落ち着くんですよね。焚き火の炎を見ている時の感覚。
キャンプではLEDランタンやガスランタンなど幾つかのランタンを使いますが、このランタンは一番雰囲気が出るのでメインのテーブルに置いて使っています。手元を照らすのに丁度いい明るさですよ。
使わない時もしまうのがもったいないくらい可愛いデザインなので自宅でインテリアとして飾っています。就寝前のリラックスタイムにちょっとつけてみたり、災害時の緊急用としても役立つのでいつでも手の届く場所に置いておくと便利ですよ。
カラーバリエーションが豊富
出典:楽天市場
カラーバリエーションの豊富さもフュアーハンドランタンの魅力のひとつ。こんなに色の種類があるランタンってなかなか無いですよね。
サイトの雰囲気に馴染む色を選ぶのもいいし、アクセントカラーとしてカラフルな色を取り入れても素敵ですね。
私たちが使っているのは「ジェットブラック」という黒色です。
初心者でまだサイトの雰囲気もどんな感じにするか決まっていなかったので、難しそうなカラフルな色は避けて無難な黒を選びました。黒を選んでおけば間違いないという安易な考え(笑)
無塗装の「ジンク」というカラーも素敵です。大人気でしばらく完売していましたが、再入荷して今は買えるようですね。
初心者でも扱いやすい
私たちがキャンプ道具を選ぶときに気をつけていること、それはいくら見た目が良くても操作が複雑なものは選ばないということです。絶対使わなくなるんです!
フュアーハンドランタンは構造がすごくシンプルなので、初心者や女性にも扱いやすいランタンです。
燃料を入れて火をつける、たったこれだけです。加圧式ランタンのようなポンピングなども必要ありません。
最初はアンティークな見た目からして扱いが難しそうだなと思い旦那さんに任せっきりでしたが、いざやってみるとロウソクに火をつけるのと同じくらい簡単でした。
フュアーハンドランタンの注意点
メインランタンとしては暗い
フュアーハンドランタンはメインランタンとして使うには暗いです。だいたいロウソク4本分ぐらいの明るさと言われています。
明るさで言えばガスランタンやLEDランタンのほうが断然明るいです。なので私たちは、ガスランタンをメインで使い、サブランタンとしてフュアーハンドを使っています。
わかりやすいよう少し暗めに写真を調整していますが、LEDやガスランタンと比べると少し暗く感じます。
雰囲気担当はフュアーハンド、明るさ担当はガスランタンとランタンにもそれぞれの得意分野があります。
一番手軽に使えるLEDランタンはお手軽担当。明かりが足りないところを補強したり、テント内で使用することが多いです。
傾けると燃料が漏れる
ランタンを斜めに傾けると燃料が漏れるのがフュアーハンドランタンの弱点。
どこから漏れるのか傾けてみたところ、給油口の溶接部分から漏れていました。給油口のキャップの裏についているパッキンが紙製であることが原因のようです。パッキンをゴム製に変えると燃料漏れしないらしいですが、面倒なのでそのまま使っています。
今のところ運搬中に漏れたことはないです、多分・・。灯油ではなくパラフィンオイルを使っているので臭いが気にならないだけで、もしかしたら漏れてたのかも(笑)
◎燃料を満タンにすると少しの傾きでも漏れやすいので、使う分だけ入れるようにしています。半分でも10時間持つので十分です。
◎漏れても臭くないパラフィンオイルを使用しています。灯油のほうが経済的ですが臭いが気になるので・・・。
フュアーハンドランタンの使い方
燃料の補充
フュアーハンドランタンの燃料には
◎灯油
◎ランタン用オイル
のどちらかを使用します。
灯油のほうが安くて経済的ですが、ススが出てホヤが黒くなるのでこまめにお手入れが必要です。
ランタン用オイルは値段が少し高いですが、ススや臭いが気にならず、引火温度も95度と高いので安全です。
私たちはスターパラフィンオイルというランタン用オイルを使っています。燃焼効率がよく経済的なオイルでとても人気があります。
写真のものは虫除けハーブ入りのタイプで、虫が多い夏キャンプにおすすめです。
そのまま注ぐと入れにくいので、専用のボトル(左側のトランギアのもの)に移し替えて使っています。注ぎ口が細くこぼれにくくて◎!
補充の仕方はとても簡単で、キャップを開けて燃料を注ぐだけ!
いつもだいたい3分の1ぐらいの量を入れています。満タンにすると漏れやすいので。
1泊キャンプだと余裕で足りますが、万が一のために一応トランギアの専用ボトルに燃料を入れて持っていきます。
点火・消火
点火方法
サイドのレバーを下に降ろすとホヤ(ガラス部分)が上に上がり芯が顔を出します。点火用ライター(チャッカマンなど)で芯に火をつけて点火します。
点火後はサイドのレバーを上に上げてホヤを元の位置に戻します。
バーナー部分のネジをくるくると回すことで芯が上下し光量が調節できます。芯を短かくしすぎると燃料タンクの中に落ちてしまいますが、長すぎても焦げたりススが出やすくなるので数ミリ程度で十分。
消火方法
点火の時と同様、サイドのレバーを下ろしてホヤを上に上げ、ロウソクを消すときのように息をフッと吹きかけて消します。
芯の交換
芯は燃焼とともに少しずつ減っていく消耗品なので、短くなってしまったら交換の必要があります。
旦那さんが仕事で忙しいのでたまには私がメンテナンス。最初は面倒だなと思いましたが、やってみると意外と簡単ですぐ終わりました。
フュアーハンドランタンの芯は12mm(4分芯)のものを使います。
Amazonでベストセラーの芯を購入しました。約600円で450cmもあってかなりお得です!これを使い切る頃にはベテランキャンパーになっているはず(笑)
13mmですが問題なく使えました。
ちなみに純正の芯は約400円で10cmぐらいの長さしかないです。
まずは一番上のつまみ部分をぐっと上に持ち上げてホヤ(ガラス部分)を給油口と反対側へ倒します。片方にしか倒れないようになっています。
バーナー部分のネジを左右にスライドさせてバーナーを外します。
外れました。次にこのバーナーに芯を取り付けます。
これくらいの長さに芯をカットして使います。12〜13cmぐらい?適当です。
芯をバーナーの下から止まるところまで差し込みます。
バーナーのネジをくるくると回して芯を上から出します。
芯の先をこんな感じにハサミで丸くカットします。この形が炎の形になるのでお好みで!
芯を燃料タンクに入れながらバーナーを元の位置に戻します。芯が燃料を吸い上げる仕組みになっています。
バーナーのネジを回して芯が上下すればOK!ホヤを元の位置に戻して終了です。
芯交換後はじめて使う際は、芯にオイルが染み込むまで少し時間を置いてから点火してください。
まとめ
キャンプのムード作りにぴったりなフュアーハンドランタン、買ってよかったキャンプ道具ベスト5に入るぐらいお気に入りのアイテムです。自然の炎が作り出す暖かい雰囲気はリラックス効果抜群ですね。